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2015年10月1日(木)特集

女子日本代表、オリンピック出場記念インタビュー vol.2

町田 瑠唯(富士通 レッドウェーブ #10)
 
Q:今回日本代表の候補に入ったときはどういう思いでしたか?
── 以前も候補に入ったことがありますから、今回が2度目のチャレンジでした。“ゼッタイ、最後まで残りたい”という強い気持ちがありました。

Q:どういうアピールをして、最終メンバーに残ろうと考えていましたか?
──大切なのは内海(知秀)ヘッドコーチのバスケットを理解することだと思っていました。ところが、そこは時間がかかってしまいました。自分の持ち味はスピードや視野の広いアシストパスだと評価していただいていますが、上手く発揮できなかったなと思います。
 
Q:2011年にU-19世界選手権でベスト5に選ばれました。それは自信になっていますか?
──アンダーカテゴリーのことは、もう過去のことだと割り切っています。自信にはなりますが、また「新たなチャレンジ」だと思っています。フル代表としてプレーした時、「やっぱり違うな」と感じましたね。
 
Q:今大会は控えガードとしての起用でしたが、難しさはありましたか?
──そうですね、これまでない経験ですから、思った以上に難しかったです。ただ、ベンチから状況を見ることや、交代で出た時にどういうメンタルで行かなければならないか、など学ぶことがたくさんありました。レベルの高い選手たちと毎日練習しますし、マッチアップも吉田(亜沙美・JX-ENEOS)さんなので、常に勉強というか、盗めるところは盗もうと積極的に臨めたと思います。スタッフからは、「吉田選手と違う面=自分の持ち味」を出してほしいとアドバイスされていました。(吉田選手と)同じことをやっていてもダメ、自分の持ち味を思い切り出さなければいけないとわかりました。

Q:今大会を通して、これは良かったと思えるプレーはありましたか?
──決勝戦ですが、ポイントガードとして自分なりに考えたプレーができたと思います。アウトサイドのシューターの三谷(藍・富士通)さんや栗原(三佳・トヨタ自動車)さんに「ここで1本決めて欲しい!」という気持ちを込めてパスをしました。栗原さんはそれまで少しリズムがつかめていない感じだったので、そのシュートが決まった時は凄く嬉しかったですね。皆が良いリズムでプレーできるように心を配るのはポイントガードの役目の一つだと思っています。その気持ちが通じたと感じました。
 
Q:帰国後、喜びを噛みしめた瞬間はありましたか?
──そうですね、家族や恩師に連絡を入れ、ねぎらいの言葉をもらったり、テレビに出たり……。やっぱり「オリンピック出場」となると違うなって。恥ずかしくて観てないんですけどね(笑)。
 
Q:次はオリンピックですが、Wリーグではどんなプレーを披露したいですか?
──オリンピックに出られると決まったわけではありませんし、まだまだ足りないところがあります。まずはチームを引っ張って優勝できるように頑張りたいと思います。